「ジパングエクスプレス」

脚本:山下哲也
演出:鎌田順也(ナカゴー)

サカイスト
2700
林大介(かたつむり)
オバアチャン
シソンヌ
三浦唯歌(自然のいえ)
くすのきひろみ
湊ゆかりビューティーメーカー


詳しいあらすじは神保町花月楽屋裏ブログを参照の上ということで。
私は金曜と日曜の二回目を見ました。皆にそれぞれに直面してる現実、問題があって、それをどう対処するのかなぁと思って見てたんですが、結局どうなるんだろーって感じで終わってしまったという印象でした。答えが出た人もいましたけど、何人かはふんわりしちゃったまま終わってしまったような。とにかく前を見て進んでいこう!という教訓であってるかな。飽きさせない展開でしたし、乗客たちがつながっていく様子とか伏線になってましたし、勿体無いなーと思いました。


サカイストのお二人は兄弟の役で、結構そのまんまって感じで。
まさよしさんはエリートで出世街道まっしぐらだけど、兄に振り回されてる気苦労の耐えない弟で。でもしたたかだったりとかして。皆のボケを対処したり広げたりして、座長!って感じでしたなー。オカマキャラじゃないまさよしさんは、本当にいい(笑)。
デンペーさんはデンペーさんなのですね(笑)。そのままのちゃらい感じが、底抜けにネアカなトヲルにあってたなーと思います。兄ちゃんって呼ばれて喜ぶ様がほほえましかった。


2700、八十島さんは役柄があっててよかったです。ぶっきらぼうなんだけど、人に優しくて。お父さんへ「もっとおかんの話してくれよ」っていうシーンはすごくよかったなぁ。
常道さんは、あーいう残念な人がよく似合いますね(笑)。鉄子の目を見て話してくれるところとか優しいけどダメな人って感じが。なんか物悲しくて。そして衣装のスーツの丈があってなくてすごく気になったーダメなひとって感じがすごくする!(笑)


林さんはトヲルの元バッテリーで高二で家出後、女に。ニューハーフってことでいいのかな?林さんの登場時の客席のざわつきといったら(笑)。スタイルがいいから、ワンピースと黒タイツが不思議と違和感がありませんでした。林さんの女装をこれから先見ることはあっても、こんな風に普通に可愛い女装なんて見ることはないんだろうなぁとしみじみ。女→兄の表情の違いだったり、妹の為だったらなんでもやっちゃう狂気の演技だったり、やっぱり林さんは上手いなー。


シソンヌ、初めて神保町で見たんですけど、二人ともとてもよくて大収穫でした!特にじろうちゃん!キレキレで素敵でした。長谷川さんも渋くてよかったです。お二人とも声がいいし。これから、もっと出番が多い役をやられるようになったら、是非見たいなぁ!と思いました。


オバアチャン、赤枝さんができる方なのはわかってましたけど、畔柳さんの雰囲気がなんか好きでした。できないひとって雰囲気なんですけど、本当はもっと色々出来ちゃうんじゃないかなぁ。なんだか気になる人です。


三浦さん、噂では聞いてましたが突き抜けてて素敵ですね!いいなぁ素敵。コロコロと表情や感情が変わっていく様が見てて楽しかったです。常道さんと並ぶと小さくってまたかわいらしい。見てて嫌味がなくっていいなぁ。ぶりっこなところもシリアスなところも、よかったです。


くすのきさんは本当にかわいらしいですね。ありゃお兄ちゃん守りたくなっちゃうよね。ピアノの部分は生弾きだった必要はあるのでしょうか。ピアニストだっていう説得力がなさすぎて、録音でもよかったのでは。ちょっと気になった。


湊さん、美人ですね!身長高いし、モデル体型だなぁー!不思議と林さんと湊さんが同一人物に見えてくるから不思議です。なんでだろう。笑いどころもブレてなくて、よかったなぁ。素敵。



サカイストの人柄なのか、本当に仲良さそうで見ててニコニコしてしまいました。おかげでカーテンコールが長い長い(笑)。演者が楽しんでるのが伝わってくる舞台でした。千秋楽はもっと長かったんだろうなー楽しかったです!