しずる単独ライブ「Fight!」

「し」「ず」「る」!

前説:少年少女


・OPコント「怖い話」
あー!あー!あー!あー!!!!


・OPV


・「旅行前日」
村上「じゃあせめて名古屋班に一人くれよ!」


・V「しずるの新宿さんぽ」


・「試合直後」
充電器を指すコンセントを探す流れのスムーズさ。


・V「大事なところでズーム」


・「取り調べ」
村上「…てな!」


・V「ラスト50秒で衝撃の展開」


・「銀行強盗」
池田「シナーリオー!!」


・V「しずかにながるるCM詰め合わせ」


・「先輩後輩」
村上の真骨頂。


・V「学園ドラマ」


・「落雷注意」
あんなペット欲しい。


・V「打ち上げでお金を払うのはどっちだ!対決」


・しずる池田作長編コント
 「殺人現場」
一年半*1に及ぶ構想の集大成がここに。


・V「お祝いコメント」


・「研究博士」
池田「君は私に優しすぎる…」


・ED
池田「本買えよ!!!」


しずるの三回目の単独ライブに行ってまいりました。とにかく本を買ってくださいって言いたかったんだなぁってぼんやり思いました(笑)。軽い感想をば。

どれも思い返すと、しずるらしいなぁと思うコントばかりでした。前回の単独は、これでもか!というくらい力技だらけという印象だったんですけど(笑)、今回はその辺の割合もほどよくて。どちらかといえば力技少なめかな。
一番好きだったのは「銀行強盗」です。池田さんを殺すために雇われた村上さんだけど、実は全て池田さんのシナリオ通りというものですが、このシナリオの転び方がまーどんでん返しどんでん返しなんですけど全然すごくないっていう(笑)。有利になるのも不利になるのもシナリオ通りっていうのが面白かったなー。また池田さんが最初から最後まで態度がぶれないのが。不利になっても「シナリオ通りだ!」、かつ自信満々。
「先輩後輩」は、村上さんの真骨頂だったなと思いました。「旅行前夜」もそうですが、村上さんの屁理屈のこね方って、なんであんなに根っこがしっかりしてるんでしょうか。全然納得できないけど意志としてぶれなさすぎて、心底面倒くせぇ!って思います(笑)。村上さんって人をいらいらさせる天才だなぁ。それを受ける池田さんがまた絶妙な表情をなさるので、その状況にげらげら笑ってしまいます。
「落雷注意」、本当にあんなペット欲しい。超可愛い。でもあれなに?どういう生き物?イグアナ的なもの?謎の生物*2が行う親切が布団を引くだけじゃなく、自分が一回入って布団の中をほどよい温度にしておくっていう細かさがなんともいえない。
池田さん作の長編コントは、まー馬鹿馬鹿しい題材を大真面目にやるっていう、言ったらしずるのコントの路線からぶれてはないんだけどなんなんですかね、あのコント全体から感じる狂気は(笑)。あー気ぃ狂ってんなぁーと実感すると共に、こんだけ売れてワーキャー言われて、お客さんもきゃぴきゃぴした女の方が多い中、これをやっちゃうところに「馬鹿だなぁー」って思ったりして。このコントに関しては、次の日のしずるオンラインでの話を含めて面白かったです。まさか構想一年半だとは。村上さんの頭も大分おかしいとは思いますけど、村上さんによる幾分かポップにする作業を抜いたらこうなるのだなと実感。鼻くそを食べるたびに客席から「えー…」「いやー…」みたいな悲鳴が上がってたのに、逆に笑ってしまって(笑)、いやーしずるは面白いなー(笑)。
「研究博士」は、〆にふさわしいいいコントでした。しずるのコントの何が好きって、展開や構成だったりするので、このコントはそこがふんだんに詰まっていたので大好きでした。池田さんってなんであんなに哀愁を出せるんだろう。そしてかわいそうなのに面白いんだろう。進んでいくにつれ、博士がどんどん落ち込んでいく反面、ハワイで浮かれてたっていう事実がわかっていくあのコントラストがとにかく切ない(笑)。

Vもどれも楽しかったです。一番好きだったのは、ラスト50秒です。つーかもうグロすぎる(笑)。新宿散歩では、エロ本読みながら草に突っ込む池田さんとエロ本発見したときに取りに行くのが誰よりも早い村上さんに笑い。武富士に不意打ちすぎて爆笑したり。しかし、チャゲアスの物真似はひどすぎた。


ラジオやゴールデンのレギュラーが決まったりしてすっかり売れっ子のしずるさんですが、そんな中でこんな単独見せられたので「…わー」ってなっちゃいました。根っこのぶれなさを見れるっていうのは幸せなことです。しずるのネタが好きだなぁって胸を張って思えるということは幸せなことです。いい単独でした。

*1:オンラインの発言より

*2:池田さん