あべこうじとジューシーズと劇団オコチャ

東京では三回目の劇団オコチャに行ってきました。

・OP


ジューシーズと劇団オコチャ
「ボールペンダンサー・イン・ザ・ダーク


・演芸:本格漫才師による漫才
ボーイフレンド
LLR
ミルククラウン


あべこうじと劇団オコチャ
あべこうじがいなかったら…」


・ED

■OP
スーツ姿の劇団オコチャ(オコチャ、ピクニック、シューレスジョー、とっしー、畑中しんじろう、かたつむり林)が登場。
登場時拍手で迎えられるも、新潟ではワーキャーなるから皆遠慮せずにキャーキャー言っていいよということで登場やり直し。やっぱりさわさわっとした拍手で迎えられる劇団オコチャ。
今回のライブ内容を簡単に説明。
オコチャ「ロングコントと漫才とロングコントを見ていただきます。ですから皆さんは疲れます」

ジューシーズと劇団オコチャ
ボールペンダンスのショーを行っているとある劇場。ダンサー(松橋、赤羽、とっしー)とバックダンサー(ピクニック、畑中しんじろう、かたつむり林)とマネージャー(シューレスジョー)の元に新しいマネージャー(児玉)がやってくる。そんな中、社長(オコチャ)の命令でボールペンダンスのユニットを解散して、ショーをやめることが判明。ショーをやめさせないために、なんとか客を集めようとするが…。

あべこうじと劇団オコチャ
ある日、吉本の仕分けによりピン芸人はみんなクビというお達しが。焦るピン芸人たち。こんなとき、あべこうじがいたら…。

■ED
全員登場でED。あべこうじと劇団オコチャでの「オコチャは神の子」集団が怖すぎる話。松橋さんは劇団オコチャ研究生。ボールペンダンスはいくらでもできるという松橋さん。「心が強くなる」


ノンスモと劇団オコチャはユニットコントとロングコントだったんですが、今回はロングコントのみのライブでした。これはこれで見応えあって楽しいですね。感想です。ネタばれしてます。
ジューシーズと劇団オコチャ、私がボールペンダンスで笑いが止まらなくなってしまう病気なので、最初六人でのボールペンダンスが醸し出す空気たるや、客席の「どう反応したらいいの?」感とあいまってたまらないものがありました。シュール。最後のボールペンダンスは児玉さんに釘付けでした。なんであんなにぬるぬるしてるんだろう、天才なのかな。無駄に挟まれるマイケルダンスはとしみん並の恒例になりそうですね。バックダンサー三人ともスタイルがいいので見応えあっていいなぁ。ピク兄がダンス失敗して笑っちゃってて可愛かったです。さすが人間じゃないだけあります。*1劇団オコチャを見るたびにとっしーさんが好きになります。すごいな。赤羽さんととしみんのコラボは、としみんの気持ち悪さだけが引き立ってて素晴らしい出来だなと思いました。だって赤羽さんは可愛いもんね。松橋さんが実は女っていう設定だったわけですが、松橋さんの女性の演技って90年代のドラマの演技ですよね。トレンディドラマの女優。それがまた秀逸なんだよなー。EDでも言ってましたが、ジューシーズの空気でした。というか児玉さんの空気かな。前半は児玉さんの独壇場で、「児玉です」の言い方だけであんなに面白いか!とわなわなしました。前半のつっこみは林さんが担ってました。劇団オコチャで見るたびに上がっていく林さんのつっこみスキル。無駄。あと舞台で死ぬ人を初めて見ました。畑中さんの死に様は実に美しかった。迷いがない死に様というものは芸術ですね。滑ったら死ねばいいなんて知らなかった。
本格漫才師による漫才という触れ込みからの一組10分くらいの漫才は、見応えあってよかったです。もう見れないかなと思ってたLLRの桃太郎漫才が見れて嬉しかったです。10分という持ち時間にふさわしい漫才ですよね。面白かったー。あと、ジェントルさんが雨のせいか頭がすごいことになってて笑いが止まりませんでした。あれぞ爆発。
あべこうじと劇団オコチャはピン芸人の哀愁というか、なんといいましょうか。全編通してあべさんがかっこよくて仕方がなかったです。これぞ東京吉本ピン芸人のドン。コント自体があべこうじがいなかった場合といた場合という内容なので、あべさんがかっこいいのは当たり前なんですけど、それを表現できるだけの雰囲気と実力と天性のものと。タイトルを取ったっていうのは並じゃないなと。タイトルを取るにあたるものがあべさんにあるのだなと実感しました。なんとかしてくれるだろうって思えるもんなぁ。しかしまぁ漫才師とジューシーズによる「オコチャは神の子」行進のすさまじさったらなかったです。モリエールが一瞬にしてアングラ劇場に。また先頭が松橋さんなのがリアル。みんな目が死んでるし*2。オコチャの結論のぶっ飛び方!
最後のワンダーフォーゲルのダンスを見て、ああ劇団オコチャ見たなぁという気分になりました。あのダンスは本当に可愛い。ニコニコしてしまいます。しんちゃんが心から笑顔になる数少ない時間です。みんな好きだなぁって気分になるのが劇団オコチャの正しい感想かなと思っているので、にっこりして帰りました。楽しかったです!

*1:天使と妖精のハーフ★

*2:特に福田さん