カリカ単独ライブ 魔王コント

「あなたは魔王を殺せますか?」

カリカの単独は、ひとつひとつをどれだけこぼさないよう集中して見れるかが勝負だと覚悟して見に行ったのに、絶対いくつかとりこぼしてる…と確信だけあります。それでもいいかと思ってます。で、自分の中で筋は通った気がするとか言います。かっこつけたいので。
家城さんの頭ん中に巻き込まれる二時間半。カリカ二人が揃ったときの存在感にぞくぞくしました。


なにを書いたらいいかわかりませんが、なにか残したいので、まとまりのないメモを。内容にふれまくりです。
・「俺がぁ魔王を倒す!」「まじで!」
フジファブリック「銀河」のOPV。天使が死んだ後のカリカ二人の笑みに心臓をわしづかみされた気分になる。その後の「あなたは魔王を殺せますか?」に、鳥肌。
・林(リン)ちゃんは、人間。そしてすごく日本人。
・「二年生くらいに転校したんだけど、そこから全部うまくいかなくなった」
・ばばあ。アテレコ絶妙。
・「ぬりてぇぇぇぇ!」
タイガーバームの神様の言葉に泣いてしまうくらいの罪悪感はある林ちゃん。
・「あなたは魔王を殺せますか!?」
・みゆきの美しさ…!ブサイクなのに、ブスなのに、美しい…!
・みゆきの名前の意味がわかった瞬間。髪型と赤い口紅もそこに寄せてるんじゃないかなーと思いました。
・縦の糸と横の糸を表現する手の動きがとても美しい。
・伝説の剣「カリカ」ってたまらなかったんですが。初期衝動を思い出させてくれる伝説の剣。カリカ
・生き返らせたオコチャに殺されてしまうという業の帰ってき方に、なんともいえない気持ちになる。
・「ざわざわ!ざわざわですよ!」「僕は楽しみたかっただけなのに」「結局マニュアル通り」
・それはさておき、水泳帽で目がつりあがった家城さんは何度見ても笑いが止まらなくて大変でした。言っても顔は見慣れてるのに、なんであんなに面白いのか。向こう側見せていただきました。
・コントオーバー
・越後。
・全てが伏線になっている漫才。
・「牛を電柱に刺してもらったら困ります」「よくわかりましたね、刺してます。刺したってあなた言ったでしょ」「言ってません」「言ったでしょ」「言ってません」一日目夜の事故。
・銃が全く撃てない林さん。家城「なんで毎回火薬が入った銃が撃てなくなるの!どれだけ手に汗をかいてるの!」最終的に口で「バン!」一日目昼の事故。
タイガーバームパークのカオスぶり。
・スマッシュで息が上がってしまう家城さん。最後のスマッシュだけ客を狙う家城さん。
・お下品婦人と林ちゃんの色気…!
・お下品婦人の戦闘服は網タイツ。
・罪悪感と快楽と葛藤で成長する林ちゃん。お下品婦人の成長のもとはお下品。
・お下品でいやらしくて、「おキレイと呼ばれたかった」お下品婦人。
・魔王は神様。神様も疲れる。中間管理職なタイガーバームの神様。
・魔王の存在意義の順番。共通悪である魔王がいなければ、世界は滅びてしまう。世界を滅ぼすのは魔王ではなく、人間。
・人間は守ってあげないといけないもの。
・無数のネクタイと着物の林さんのかっこよさ。伝説の剣を持つと倍増。背中に見惚れます。
・林ちゃんが初めて魔王の部屋に訪れてから、魔王が自殺するまでに経過した章は30章くらい。
・何故、林ちゃんは魔王になったのでしょうか。
・友達に、林ちゃんは神様にお願いして魔王を殺せなかったし、部下にもなった。流されやすかった。空気読んじゃう。だから、魔王にもなったんじゃないかなぁと言われて、はーなるほどと思いました。ここに答えはありませんよね。色んな方の考えを聞きたいです。
・「ばびょーん」
・EDはワンダーフォーゲルくるり
・ラップと演歌の融合によるED。「さらりぃ〜まん〜」


浮かんだことをつらつらと並べてみました。
最初、前提としてしゃべるコントが頭の中にあった状態で見ており、途中で「あっこれしゃべるコント捨てて見ないとだめだ!」「見る姿勢間違えた!」となるくらい、しゃべるコントとはアプローチも表現方法も全く違い、カリカ単独というか、魔王コントというものを見ました。
どうやらまた来年!だそうですので、一年じっくり待とうと思います。カリカが作るものを見れることって、ものすごいことなのかもしれません。そんなことすら思ってしまいます。カリカに殺されたい。嘘です。